普通免許で乗れる車種の時代遍歴を辿るサイト

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準中型免許を増やさざるを得ない、社会背景を考える

ネット通販の市場拡大による運輸業界の苦悩

パソコンやスマホの普及にともない、ネット通販の市場に著しい拡大がみられました。
また、生鮮品を取り扱う数々のスーパーも、当日配達のできるネットスーパーを開設したため、運輸業界では慢性的にドライバーが不足するといった現象が生じていました。

2007年に改正された道交法では、総重量8t未満の中型車の免許は、20歳以上で普通もしくは大型免許を、取得後2年以上の経過が義務付けられていました。
そのために、未成年のドライバーの運転できる車種が限定され、ドライバー不足解消の足かせとなっていました。

2017年に、準中型免許が新設されたことで、総重量7.5t未満、最大積載量4.5t未満の車両の免許が、満18歳から取得することが出来るようになりました。

10年間で総重量が、半分以下に!

以前までの普通免許では、総重量が8t未満だったのにもかかわらず、現在の普通免許では、半分以下の3.5t未満になりました。

単純に考えれば、とても理不尽なことのように感じてしまいますが、交通事故の増加や、流通の変化により改正を余儀なくされた結果、現在の総重量に落ち着いたわけです。
数字だけ見れば、半分以下になってしまったのは残念な気もしますが、一般ドライバーにとっては、差し迫った不自由はないはずです。

年間10000人を超える、交通事故の死亡者を出してしまっていた過去や、制度が足かせになって、慢性的なドライバー不足に苦しんでいた近年を考えれば、このような変遷も、致し方ないと思わざるを得ないのかもしれません。